事務局長の任免について

事務局長の任免について

投稿記事by 佐藤 » 2021年9月22日(水) 17:08

一般法人法90条4項3号では、「重要な使用人の選任及び解任」は理事会の決定事項とされています。これを受けて本会の定款では「事務局長は、会長が理事会の承認を得て任免し…」と規定されているところです。
ところで、本会では、事務局長はこれまで県を退職した方を迎えておりました。その場合、県の人事異動内示が本会の年度末の理事会よりも遅くなり、理事会の承認を得ることが時間的に間に合いません。4月1日付で事務局長を採用するために、理事会で会長に事務局長の任免を一任させるという決議は有効なのでしょうか。
佐藤
 

Re: 事務局長の任免について

投稿記事by 公益法人協会相談員 上曽山 清 » 2021年10月11日(月) 14:40

佐藤様

回答が遅れ、申し訳ありません。
貴法人の事務局長職は言わば、「あて職」と呼称されるものと思われます。
一般法人法90条4項は同項1号から6号については、理事に委任することなく理事会という会議体で決議するよう求めています。理事会で決議すること(理事会の権限)であって、代表理事や業務執行理事といった理事一人の独断で決めてはいけないということです。事務局長職は、一般的に言えば、一般法人法90条4項3号の「重要な使用人」です。杓子定規と言われかねませんが、理事会で会長に一任することはこの制度のしり抜けになりかねません。理事会の招集が困難であれば、「決議の省略」(一般法人法96条)を活用し、理事全員の同意と監事の異議ない旨の回答を得て、事務局長に任命する方法を検討してはいかがでしょうか。私見ですが、必要であれば、理事会決議が成立するまでの間は、例えば事務局長代行といった便宜的方法もあるのではないでしょうか。
公益法人協会相談員 上曽山 清
 


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