幹事の任期終了を待たず、臨時社員総会での定款変更決議で幹事と理事会制度の廃止は可能ですか?

幹事の任期終了を待たず、臨時社員総会での定款変更決議で幹事と理事会制度の廃止は可能ですか?

投稿記事by 会員 » 2021年4月15日(木) 14:06

A氏は、一般社団法人法人の代表理事に、設立時、その頃のみなし解散後の法人継続後平成30年12月に就任し、代表理事在任中、定時社員総会を招集しなかった。また登記も現在も継続法人登記時のまま。設立時、みなし解散後就任の代表理事一名、理事二名が令和元年12月に任期切れ。事務局も気づかず未対応のまま。令和2年に設立後はじめての理事会開催。副理事長辞任届提出を理由に代表理事が、理事会や監事制度廃止の議案を提出、定款によらず500名の議長宛委任状をとりつけ、令和2年7月臨時社員総会で理事会や監事制度廃止決議。
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会員
 

Re: 幹事の任期終了を待たず、臨時社員総会での定款変更決議で幹事と理事会制度の廃止は可能ですか?

投稿記事by 公益法人協会相談員 上曽山 清 » 2021年4月22日(木) 14:29

会員様

質問の冒頭にある「みなし解散後の法人継続」とは一般法人法第149条(休眠一般社団法人のみなし解散)第1項に定める「みなし解散」と同項ただし書きによる公告期間中に登記がなされたということでしょうか。
十分に理解しないままの回答になり恐縮ですが、ご質問の中の文章から断片的に事象だけを拾い上げてお答え申し上げますと、先ず、①定時社員総会を招集しなかったことについては、一般法人法第36条第1項は「定時社員総会は、毎事業年度の終了後一定の時期に招集しなければならない。」としており、端的に言えば法令違反であり、罰則規定があります(一般法人法第342条第9号)。②代表理事一名、理事二名が令和元年12月に任期切れ・・・については、理事の選任が行われず、変更登記が行われていない状態であるとすれば、罰則として登記懈怠が問われます(同第342条第1号)。さらに、③ご質問の文章を読む限り、定款変更等の議案(監事制度、理事会制度廃止等)を社員総会に提案する場合、理事会の決議が行われていないとすれば、当該社員総会で決まった議案について社員総会の決議の不存在又は無効の確認の訴え等(同第265条、第267条)が提起される心配があります。
いずれにせよ、法律問題を含め、解決すべき種々の問題がありそうですので、弁護士等法律の専門家にご相談することをおすすめします。
公益法人協会相談員 上曽山 清
 


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