基本財産の扱いについて

基本財産の扱いについて

投稿記事by 広瀬公男 » 2021年5月17日(月) 12:07

某団体から助成金を受けて、コミニティー施設を建設する計画があるが、その受け皿として、基本財産として350万円供出して、一般財団法人を設立することとしているが、
例えば、助成金が1億円だとすれば、基本財産として組み入れて、基本財産1億350万円として、運用執行していけばよいか、それとも基本財産として組み入れしないで、1億円は別途年度予算として
計上し、執行すればよいか、どちらが適切かご教示ください。
広瀬公男
 

Re: 基本財産の扱いについて

投稿記事by 公法協相談員星田寛 » 2021年5月20日(木) 11:35

広瀬公男 様

投稿ありがとうございます。
設立準備ご苦労様です。記載からは設立の目的、事業の内容、その趣旨が見えてきませんので、一般的に私見を述べます。
ご指摘のように、基本財産とは、一般法172条2項で、法人の目的事業に不可欠なものとして理事会等が定めた財産をいいます。
記載の前者の案は、基本財産とした1億云々の金銭に代わって、将来取得される施設を基本財産にする予定でることを理事会等で決めるものと、また後者の案のご趣旨は1億円を特定資産(勘定科目「施設取得積立預金」など)として特定の目的(施設を取得する資金に充当すること)のための積立とし、取得したら基本財産に組み替えることを理事会等で決めるものと推測されます。理事会等の決議としてどちらの案も「施設を基本財産にする」考え方を計算書類上にて明確にその意志を示すものと思われます。いずれが良いかは、受け入れる助成金の条件及び理事会等の考え方次第と考えます。
助成を受ける1億円を単に運転資金、流動資産又はその他固定資産として計上されることは望まれていない、また理事会等の決議として期待に副わないと考えます。
なお、施設建設資金としても全額が基本財産にするのが相応しいのか、よく検討されてはどうかと思われます。また、会計処理については専門家に個別具体的に相談されてはどうでしょうか。                                                       以上 星田寛
公法協相談員星田寛
 


Return to A12. その他