2015年4月15日


第3代「公益認定等委員会」事務局長・丹下甲一氏の逝去を悼む


 丹下さんが逝去された。享年58歳、散る櫻とあまりにも早い丹下さんとの別れを惜しむような小雨の中、しめやかに挙行されたお通夜に参列した。

 丹下さんとの初対面は、事務局長就任間もない2009年8月のことであった。丹下さんは学生時代能見善久教授に学び、郵趣家としても私淑していること、最近仏外交官マルテル著『超大国アメリカの文化力』を読み、米国におけるフィランソロピーの大きな役割に感銘したことなどを話された。読んでいない私は、触発されて早速購入したものだ。

 その頃、公法協はあまりにも不適切な事務局担当官の審査・指導事例を正常化してもらうべく、事務局とも交渉を重ねていた時期であったが、折からの政権交代もあり、丹下さんは誠心誠意問題の解決に当たられた。それから私は何度もお目にかかり、また2010年2月には公法協に来られ、渋滞している審査業務を円滑化するため公法協の相談業務を活用したいなどの協力依頼をされたこともある。これは現在も続いている内閣府委託、公法協受託の相談会業務の発端である。

 その後、丹下さんは柔軟かつ迅速な審査体制と早期移行申請を促すため、様々な対策を打ちだし、それらの考え方を『公益法人』誌における私との対談という形で、広く公益法人関係者に広報された(「特別対談 内閣府における公益認定等に関する最近の取組」『公益法人』2010年8月号)。

 1年余という短い期間であったが、6代の認定委事務局長と仕事上の関係を持った私にとっては、最も忘れられない思い出が凝縮した1年であった。


  太田達男記

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  2010年7月13日 内閣府公益認定等委員会で