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2017年8月


公益法人協会の新たなスタートに期待!!

田中 皓((公財)助成財団センター 専務理事)

この夏の東京は立秋を過ぎ「残暑見舞い」の時期にもかかわらず、気温は低めで日によっては9月下旬並み、雨の降る日が15日間も続くという40年ぶりの異常気象となっています。
そんな中、2年に一度の世界水泳(ブタペスト)や世界陸上(ロンドン)、ゴルフのメジャー大会等の深夜Liveについつい夜更かしが続く今日この頃です。近年、俄然パワーアップし世界で戦える若手日本人選手の活躍に期待して思わず引き込まれますが、同時にベテラン選手との世代交代が上手く進んでいることも実感でき、2020年東京オリンピックへの期待感も高まります。

世代交代と言えば、ご高承の通りこの6月27日に公益法人協会では17年ぶりに太田理事長から雨宮新理事長へのバトンタッチが実現し、専務理事等の執行役員や事務局長の交代が発表されました。
太田前理事長が就任された平成12年の12月には「行政改革大綱」(平成12年12月1日)が閣議決定され、その柱の一つとして「公益法人に対する行政の関与の在り方の改革」が取り上げられ、それが後の公益法人制度改革の口火となりました。

以来、紆余曲折の17年間、平成20年12月には新制度がスタート、来年12月には早くも10年が経過することになりますが、その間の太田前理事長を筆頭とする公益法人協会では、新制度の普及およびより良き制度づくりに向けて筋の通ったリーダーシップを発揮され、その数々の成果や功績は筆舌に尽くしがたいものがあります。
その間に公益法人協会の活動や行動が無かったら現在の公益法人制度は違った形になっていたでしょう。
改めて太田前理事長はじめこの激動期を乗り切ってこられた多くの協会関係者の方々のご努力、ご尽力に深く感謝申し上げる次第です。

そしてこの度、公益法人協会の創生時から関わりを持たれ、大学で教鞭を取られた後に公益認定等委員会委員を3期9年間務められた雨宮さんが理事長として戻られ、新体制がスタートしました。
新しく船出する協会には、多くのステークホルダーからの信頼を得ることを第一に率先して公益活動に取り組み、豊富な情報や高い見識により先を見通した方向等をしっかりと発信し共有することで、公益法人や非営利セクターにおける存在価値や進むべき道を分かりやすく明るくリードするパワフルな「タグボート」としての役割に期待したいと思います。

そのためには3年前に発表された公法協の10カ年経営計画「Project Coming10」にある、
① 民間公益活動を推進していくセンターを目指す-10年後に協会がしていること-
② 民間公益セクターのロールモデルを目指す、
③ 未完の「Project Coming10」を見直しつつ、今すぐ実行に移す
ことに着実にチャレンジする必要があります。

その公益法人協会の役割としては、民間公益セクターの「ハブ」的存在として、「キャパシティビルディング事業」と「アドボカシー事業」を両輪とし、その源泉としての情報基盤を整備拡充することを掲げていますが、各セクターのつなぎ役としての役割はますます重要となってくると考えます。

現在の3ヵ年中期計画に次ぐ新中期計画の策定が予定されていますが、具体的にはその中身に注目する必要があります。
制度改革10年の振り返りにより使い勝手の良い制度への見直し提言も重要ですが、協会自体が「あらゆる関係者や社会に向かって全職員が働きかけるアクティブなタグボート」への志向に徹することで、冒頭の深夜Liveではないですが、多くのステークホルダーが思わず引き込まれ、皆が支えるそんな公益法人協会の姿に大きな期待を寄せるものです。

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