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2003年6月


英国制度の美徳!

理事長  太田 達男

 英国では日本と機を一にして、チャリティ制度の大改革に向けて作業が進んでいます。

 昨年秋には官民合同の検討会による報告書が政府案として発表され、パブリックコメントにもかけられ、2005年末までの実施を目指して論議がたけなわになっています。新しい制度案では、公益(public benefit)に合致することを前提として、チャリティの目的を10のカテゴリーに定義しようと試みています。

 これに関連して、Richard Friesという人が2月12日付け The Guardian Weekly のネット版によせた"Time for charitable change"という小論でこんなことを書いています。

 「 したがって、公益に該当するということを誰が決めるのかということはきわめて重要である。」そこで問題の文章に続きます。「公益に該当するかどうかを決めるのは税当局(taxman)ではなく、独立機関であるということは英国システムの偉大な美徳(great virtue)である」というのです。Richard Fries氏はチャリテイコミッションの首席コミッショナーを務めたチャリテイ界の大立者だけに説得力があります。

 日本の公益法人制度を改革するにあたって、大変示唆的な見解ではないでしょうか。

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