(E-1)公益性の説明

 公益認定申請における最重要ポイントは、公益性の説明です。
 すなわち「不特定多数の者の利益の増進に寄与する」といえる事実の説明です。この点の説明ができるかどうかが、認定取得の決め手といっても差し支えありません。
 公益性を定義したり、基準を示すことは大変困難です。したがって、最終的には公益認定等委員会の委員の方々の良識と知見による判断に委ねられます。新制度は旧制度と違って主務官庁の裁量的判断を極力排し、市民が予見可能な具体的、明瞭な基準に基づき判断される制度という作りになっています。しかし、この「不特定多数の者の利益の増進に寄与する」ことについての判断だけは唯一、委員の識見に委ねられるところといってよいでしょう。
 したがって、「不特定多数の者の利益の増進に寄与する」事実が大いにあるという皆さんの主張が肯定されるか否定されるかは、最終的には民間有識者から構成される公益認定等委員会・審議会の判断に委ねられます。その意味で、その法人に関係される方々の英知を傾けて理論構成をかっちり固め、説得力のある説明をされる必要があります。
 説明すべきチェックポイントについては、17の事業類型といずれにも当てはまらない事業のそれぞれに、数項目ずつ示されていますから、少なくとも先ずこれに沿って説明をされると良いでしょう。ただし、この項目だけでは説明しきれない場合もありますから、色々な観点から整理し説明してください。