公益財団法人日本ダウン症協会(JDS)は、ダウン症(ダウン症候群)のある人たちとその家族、支援者でつくる会員組織です。全国に約5,700名の会員がいます。1995年に、任意団体日本ダウン症協会として発足し、その後、1968年に財団法人、2013年4月に公益財団法人となりました。ダウン症症候群に関する知識の普及啓発、情報の提供、調査研究、ダウン症のある人たちとその家族に対する相談等を行い、ダウン症のある人たちとその家族の福祉の増進と公益に寄与することを目的としています。

JDSは財団法人ではありますが、基本財産の運用収入はごくわずかで、その活動は大部分が会費収入と皆様からのご寄付で賄われています。2014年度に頂いたご寄付は283件、549万3323円で、JDSの収入の約16%に上り、7割を占める会費収入に次ぐ規模となっています。

いただく寄付は、JDSの活動全般を支えていただくための「一般寄付」と、寄付者の方のご意志であらかじめ使用目的を指定してご寄付いただく「指定寄付」があります。指定寄付はこれまで、ダウン症の啓発活動のため行われるイベント開催資金や啓発ポスターの作成、情報提供のための冊子作成などに主に使わせて頂いています。
国連は2012年より、3月21日を「世界ダウン症の日」として正式に認定しました(ダウン症の大部分が21番目の染色体が3本ある21トリソミーを原因としていることに由来しています)。JDSではこの日を記念し、3月を「ダウン症啓発月間」とするとともに、2012年以来、この日の近辺に記念イベントを開催し、ダウン症のある人たちの生き生きとしたパフォーマンスやスピーチを多くの方々に見て頂いています。

ダウン症① ダウン症②

 

また、ダウン症のある人たちをモデルにしたポスターを毎年8000枚~1万枚作成し、自治体や学校、保健所など公共の施設に配布するとともに、配付を申し出て下さる方々に無償でお送りしています。ダウン症のある赤ちゃんに最初に接して下さる産科や参院の医療従事者の方々に向けた冊子「大切な命を産み育むために」、出生前検査・診断を考え、心揺れている妊婦さんに向けたチラシなども無償で配布させていただいています。こうしたポスターやチラシはJDSのサイトからもダウンロードできます。

寄付者の皆さまには、いつも心から感謝しています。JDSは個人の方からのご寄付が多いこともあり、大切なお金を送金してくださることを本当にありがたく思います。「お金を送れる時に送りたい」とおっしゃって、100円単位で継続的に送金して下さる方もいれば、お名前は名乗らず、「ミライノタメニ」との名義で大金を寄付して下さった方もおられました。学会で通訳を連れてJDSのブースに寄られて、「ダウン症のある方への社会の見方は近年本当に変わった。皆さんのような会の力です」と励ましつつ寄付を下さった外国人男性もおられました。

もちろん企業や社会奉仕団体にも、長年にわたりJDSを応援してくださるところがいくつもありますし、世界的なデザイナーが毎年、世界各国に順番に行っている寄付の相手先にJDSを選んでくださったこともありますが、多くは無名の方のお志により支えて頂いています。