1.寄付の状況

平成26年度は181万円の寄付がありました。これは経常収益の9%に当たります。

 

2.寄付も原資とする事業の紹介

南極地域観測隊に同行して南極の昭和基地からテレビ授業を行う小・中・高等学校の教員(写真1)や、南極地域観測隊に同行して昭和基地周辺で調査研究を行う博士課程の大学院学生に対して、派遣費用の助成を行なっています。また、南極地域や北極地域での研究で成果を上げた研究者の国際会議参加費用の助成も行なっています。

 

3.感謝のメッセージ

日本の南極地域観測事業は1956年に始まりましたが、南極観測船「宗谷」の老朽化のために1962年2月に昭和基地は閉鎖され、南極観測は一時中断されました。この困難な時期に、南極観測の再開と極地研究の支援を目的として当財団が1964年12月に設立されました。設立時の中心的事業は、ロス海西岸に広がる南極大陸最大の露岩地域ドライバレーの調査研究の推進でした。この国際協同事業を支援してくださったのがトヨタ自動車株式会社の斎藤尚一常務で、斎藤氏はドライバレー視察旅行に参加されるとともに、1980年に当財団に極地研究支援のために1000万円の寄付をされました。その後、斎藤家から1984年、1989年、1993年、1994年の4回にわたり、各年100万円の寄付がありました。財団はこの寄付を極地研究報奨基金として運用し、1997年のドームふじ基地越冬隊への「南極賞」の授与など、南極でのチャレンジングな研究の支援に役立たせていただいています。

地球上で最も原生的自然環境が残された南極と北極。この地域は地球温暖化の影響が敏感に現れる地域として、地球の将来を予測する上で近年ますます重要になってきました。また観光面でも多くの人々が訪れる場所になりました。そこで、世界各国は南極・北極地域での取り組みを大幅に強化しています。当財団は、南極・北極地域での研究・教育活動の支援、それらの活動から得られる最新情報の社会への普及と小中高教育への活用を推進する唯一の公益法人として、様々な事業を展開しています。これらの事業の経費は会員の皆様からの会費と一般の方々及び法人様からの善意のご寄付に依存しています。ご支援に心から感謝します。

極地

(南極昭和基地からのテレビ授業風景(桐蔭学園高等学校高野直教諭、2014年2月7日))

 

公益財団法人日本極地研究振興会は、地球上で最も未知な地域として残されている「極地」と呼ばれる南極地域及び北極地域の研究・教育活動を助成し、南極地域観測事業や北極研究から得られた成果の普及と小・中・高等学校の教育への活用のための活動を行なっています。

財団HP http://kyokuchi.or.jp/ ご寄付のお願い http://kyokuchi.or.jp/?page_id=33