「子どもの名前を書きたい」親なら当たり前の思いを実現するために文字を学ぶ人たちがいます。カンボジアの村の識字教室の話です。「仕事を始めて家計を助けたい」、「家族の健康にもっと気をつけたい」、ACCUがカンボジアで展開している識字教室にはいろいろな思いを持った人たちが学びを求めて参加しています。

識字とは日常の生活に必要な読み書きと簡単な計算の力を習得することです。ACCUは、さまざまな事情で学校に行くことができなかったり、途中でやめることになって識字能力が不十分なまま成人した人たち、特に学びの機会が少ない女性を対象に現地の協力団体と一緒に識字教室を運営しています。

特徴は母子保健を学びのテーマにしていることで識字の学習が生活に必要な知識となって役立つこと、お母さんが学べば、子どもも学び、家族が学び、その地域が変わり、生活環境の改善、女性の地位向上につながると考えています。

実際に識字教室で学んだお母さんたちは自分に自信をもつようになり、子どもの学習、栄養や健康状態に気を遣い、家族皆がきちんと手を洗い飲み水に気をつけるなど衛生意識が高まり、ごみ捨てや清掃などにも改善がみられます。教室で自分の思いを語ることができること、子どもの勉強をみてやれることの喜びを話してくれるお母さんもいます。自分が学んでよかったことを感謝して、他の人を教室に誘う学習者も増えています。

識字教室P1130416 識字教室P1130429 識字教室P1130441 識字教室P1130525 識字教室授業P1130518 識字教室授業風景

(識字教室の様子、学習者の皆さん)

 

このACCUの識字教育プログラム(SMILE Asia プロジェクト)は法人、個人の皆様のあたたかいご寄附で実施しております。これまでにいただいた多くのご支援に心から感謝申し上げます。SMILE Asia プロジェクトはアジア7か国で実施してきました。2009年からカンボジアで展開する識字教室では3000円のご寄附で学習者のための教材や衛生用品が入ったバッグ3人分を購入することができます。ACCUは学びの輪がさらに広がることをめざし、継続して「女性のための識字教育」へのご寄附をお願いしております。

 

ACCUは日本とアジア太平洋の国々の教育支援のプログラムを多く実施しています。国内で900を越えるユネスコスクールの活動支援やグローバル社会を担う未来のリーダーを育てる「高校模擬国連」活動も皆様のご寄附で実施しております。どうぞACCUの活動へのご理解とご支援いただきますよう心からお願い申し上げます。

学習からのメッセージ

(学習者からのメッセージ 字を学んだ学習者が自分で書いたものです。)

 

公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)

ユネスコ・アジア文化センターは1971年の設立以来、ユネスコ(UNESCO,国際連合教育科学文化機関)の「平和は、人類の英知と精神的な連帯のうえに築かれるものである」という精神のもと、日本とアジア太平洋諸国の関係機関と協力して、教育と文化の分野で人材の育成と相互交流を促進する活動を行っています。特に教育分野では「持続可能な社会」のために「すべての人に学びの機会を」という目標に向かって活動しています。

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