東京YWCAでは、すべての公益目的事業が、会員・ボランティアの力と、会費やご寄付によって支えられています。2014年度は法人全体で、のべ670件、1891万3,903円のご寄付を頂戴しました。

日本で学ぶ留学生のための奨学金や、東日本大震災被災者支援などは、特にご寄付に支えられている事業です。

 

今回、特にボランティアとご寄付によって支えられている事業のひとつとして「野尻キャンプ」をご紹介します。

長野県野尻湖畔、4万5千坪の敷地にある東京YWCA野尻キャンプ場。湖畔に広がる水泳場など野尻湖の自然の地形を最大限に生かしたキャンプサイトが自慢の、子どもたちの笑顔があふれる場所です。1931年第1回野尻キャンプ以来、80余年にわたり連綿とキャンプスピリットが受け継がれ、親子2代、3代にわたるキャンパーもいれば、子ども時代にキャンパーを経験し、大人になってボランティアリーダーとして活躍する人も。ボランティアも学生からベテランまで、幅広い年代が多様な分野で野尻キャンプを支えています。

YWCA①

(湖で泳ぐ最高の時間)

 

YWCA②

(思いっきりはじけるキャンプガールズ(中高生スーパーチャレンジガールズキャンプより))

 

そんな野尻キャンプ場を近年襲ったのが、2014年11月22日22時08分に発生した長野県神城断層地震。白馬村で住宅の被害が集中した報道などは記憶に新しいところです。この地震で野尻キャンプ場のある長野県上水内郡信濃町は震度5強の揺れを計測し、野尻キャンプ場では、シャワー室ボイラーの破損や、キャビンの土台のずれ等、様々な被害を受けました。またその前の冬には例年になく降雪量が多く、雪の重みでキャンプ場内の木が複数倒れ、桟橋の土台が傾くなどの被害があり、そのままでは桟橋として使える状況にはありませんでした。

夏に子どもたちをキャンプ場に迎え、参加者が大自然の中で安全に過ごすために、破損個所の修復工事が必須でした。しかし、破損個所が多く、想定外に修復工事費がかかることが判明。そこで、災害による野尻キャンプ場被害修復工事のためのご寄付に、広くご協力をお願いいたしました。

すると次々とご寄付の振込がありました。元キャンパー、リーダー、参加者の保護者など様々な人から、金額も一口1,000円から万の単位まで様々にご寄付が寄せられたのです。寄付の呼びかけを「待っていた」という声も多く寄せられ、野尻キャンプがいかに愛され、支えられているかを改めて痛感させられました。2015年4月より募集した寄付は目標額100万円を達成し、破損個所の修復工事をとりおこなうことができ、2015年夏のキャンプ実施に間に合いました。東京YWCAのサマーキャンプでは幼児から高校生まで世代別の子どもキャンプにのべ100人近い子どもたちが参加し、そのほか大学による学生キャンプや教会の修養会なども無事におこなうことができました。

また、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故のために、今なお放射線量が高い状態が続く地域で暮らす福島の子どもたちをキャンプに招待することができました。これも宿泊滞在費など、ご寄付によってできたことです。

お支えいただいた方々に心より感謝を申し上げるとともに、これからも多くの方のご支援を心よりお願い申し上げます。

 

東京YWCAは1905 年の設立以来、キリスト教の基盤に立ち、青少年と女性にフォーカスし、人権・健康・環境が守られる平和な世界を実現することを目的に、世界の仲間とともに活動しています。YWCA(ワイ・ダブリュー・シー・エー/Young Women’s Christian Association)は、1855年英国で始まった国際NGO。今では日本を含む125あまりの国と地域で、約2500万人の女性たちが活動しています。東京YWCAは、国際NGOであるYWCAの、日本にある「地域YWCA」の一つです。

http://www.tokyo.ywca.or.jp/join/donation.html