日本のYMCAは、1880年、東京YMCAの設立以来135年の歴史を持つ、地域に根差した非営利公益団体です。日本YMCA同盟は、全国35の都市YMCAと37の学生YMCAの連絡調整や支援協力と共に、アジア太平洋地域をはじめ世界のYMCAと共に歩みつつ、平和で公正な社会の実現を使命としています。

日本YMCA同盟の募金活動は、国際協力募金・国内外の緊急支援・ユースファンド・学生YMCA・障がいのある子ども達の支援・YMCA東山荘100周年募金など多岐にわたりますが、今回は特に、未来の担い手である国内・海外の子ども達の支援に焦点を当てて、国際協力募金とユースファンドの二つをご紹介します。

 

1.YMCA国際協力募金

1)アフガニスタンからの難民としてパキスタンに住み、政府の支援がない子ども達約80人が、YMCAの小学校で学んでいます。文字や計算などの基礎能力を身につけることで、子ども達は自分や自分の家族の生活と命を守ることが出来、また将来の職業選択の幅を広げます*。学校では給食を提供し、不足している栄養を摂取できる機会にもなっています。「文字を習って両親に届いた手紙を読んだり、かいてあげることが出来るようになったよ。」「将来は学校の先生になるんだ。」などの希望あふれる声が届いています。

YMCAアフガニスタン難民学習

2)イスラエルの占領下にあるパレスチナでは、オリーブの木を植えることでイスラエルによる破壊から農地を守り、オリーブで生計を立てることを支援しています。2014年は世界各国からの支援で1万本の木が植えられました。この活動がパレスチナの人々にとって希望となり、力となっています。

YMCAパレスチナ植樹こども

*教育と暮らしのサイクル

文字・計算の習得 → 就業の可能性が拡大 → 収入が安定 → 児童労働の回避 → 教育の機会を獲得 → 文字・計算の習得にもどる。

 

★2014年度に、全国各地から日本YMCA同盟に寄せられた国際協力募金は、10,368,202円です。

 

2.YMCAユースファンド

「YMCAユースファンド」は、困難な状況にあるユース(若者達)の支援やボランティアリーダー育成を目的として2008年度に発足しました。それ以来、多くの企業や団体、個人の皆様がYMCAの使命や理念に共感し、ご寄附をお寄せくださっています。

特に2009年度にスタートした「YMCA地球市民育成プロジェクト」では、YMCAの国内外の幅広いネットワークを活かし、3つの力 -「世界を読み解く力」「多様性を重んじるリーダーシップ」「課題解決に向けた行動力」- を持つグローバルな青少年の育成を目指した研修を行っています。参加ユースは、年間を通して多彩なリソースパーソンによる指導を受け、夏にはYMCA国際研修センター東山荘で、中国・韓国・台湾・香港をはじめとする海外からの参加者と「共に生きる世界」実現のために学び合い、その結果2014年度までに、国内外300名もの地球市民認証生が輩出されてきました。

青少年へのこのような機会の提供は、約30団体と140名の皆様からの継続的なご寄附によって実現したものです。寄附総額は累計で92,757,187円、その内83,493,316円を用いてくることができました(2008年~2010年10月)。これからもユースからの感謝の声をニュースレターやHPなどを通してお伝えし、支援者の皆様と思いを合わせて、共に青少年の育成に励んでまいりたいと思います。

YMCA☆2012年度地球市民育成プロジェクト

YMCAは、1844年に英国ロンドンで誕生し、現在、世界119の国と地域で活動する世界大のNGOであり、NPOです。日本YMCA 同盟は、第1に全国各地のYMCAの連絡調整本部として、第2に青少年育成を担って今年100周年となるYMCA国際研修センター東山荘の運営主体として、第3に世界各地のYMCAと連携しつつ、地域に根差して人々と共に歩んでいます。

URL:http://www.ymcajapan.org/