公益財団法人緑の地球防衛基金は森林破壊、砂漠化の進行を少しでもくい止めることを目的として1983年に設立されました。現在は中国の黄土高原南端とタンザニア・キリマンジャロ山麓において植林事業を進めています。乾燥の厳しい困難な気象条件のもと、地元の人々が自分たちの暮らす地域の環境を少しでも改善しようと意欲的に植林に取り組んでいます。

 

2014年度にいただいた寄付金額は約9百万円で、この寄付金が、上記の中国、タンザニアでの植林事業に役立てられています。

 

たとえば中国では、陝西省楡林市横山県東陽山で植林に取り組んでいます。楡林市は陝西省の最北部に位置し、万里の長城を境にして北部はモウス砂漠の風沙ステップ地区、南部は黄土丘陵渓谷地区に分かれており、陝西省の砂漠化した面積の90%以上を占める厳しい環境にあります。秦や漢の時代には草木が生い茂り、耕作にも牧畜にも適していた肥沃な土地でしたが、その後は植生が破壊され土地が砂漠化し、100年前には流砂が長城を越え、楡林の町は3度の移転に追いやられました。2014年度は4月、県政府により200人のボランティアが集められ、面積約3.2haに樟子松の苗木1,350株を植えました。また8月には240株の補植を行いました。

緑の地球①

(中国陝西省楡林市横山県東陽山の植林地)

タンザニアではキリマンジャロ山麓で、森林を地域全体が一体となって管理していくための仕組みへの展開及びその自律性と持続性確保に向けた取り組みに着手しています。これは事業の目的である「地域主体による持続可能な植林モデルの確立」に向けた最後の課題となっています。このため現地では森林を取り囲むすべての村(37村)の地域横断的連携を推し進めることとし、各村と協議を重ねた結果、連合組織の設立に至りました。2014年度の植林では、キリマンジャロ山の7村で計20樹種23,549本の植林を行いました。この7村はキリマンジャロ南山麓から東山麓にかけての約20kmにまたがっており、今後こうした地域連携による広域での植林の足がかりとなりました。

 

発展途上国や乾燥荒廃地での植林活動には、根気強い地道な作業と、息の永い継続した協力が必要ですが、ご寄付はこうした現場での活動を支える力となってくれています。

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法人情報

公益財団法人 緑の地球防衛基金概要

世界中で進む森林破壊や砂漠化に対し、地球上の緑を保全・再生し砂漠化を防止するほか、地球環境の保全に寄与する活動を行っています。

〒104-0033 東京都中央区新川2-6-16 馬事畜産会館203

ホームページ: http://green-earth-japan.net/

E-mail: defense@green.email.ne.jp