我が国は海洋国として栄、漁業は国民へ海の幸として重要なタンパク質の供給を行っています。その就労地は多くが大都市近郊ではなく、地方市町村であり島嶼部(とうしょぶ)です。その環境は、昔から「板子一枚、下は地獄」と言われる程厳しいものなのです。

漁業者はみな海難事故の防止に最大限の努力を払っていますが、今でも尊い命を失う事故や災害が後を絶ちません。近年は漁船の改良や気象レーダー等の計器類が整備され、以前に比べ海難事故は減少しているものの、異常気象等による海難事故は、依然発生している状況にあります。

一家の大黒柱を失い、遺された家族(祖父母や母親)は必死に児の成長を心の支えに、頑張って就労しておりますが、就労場所も限られ、また賃金も限られます。収入の道を探り止む無く生まれ育った地元を去らねばならないご家族もいます。

本会は遺された子供達が安心して学校に通えるよう,就学上必要な修学助成事業(学資の給与・奨学金の貸与)を行い、将来社会に有用な人材となることを願い、また併せて漁業経営の安定に寄与することを目的として事業を展開いています。

本会は1970年に設立されて以来、これまで1万3千人以上の方々が本会育英制度を利用して学窓を巣立っていますが、その資金は、現在は皆さま方からの寄附金と基本財産の運用益のみで何とか運営しておりが、長期に亘る低金利の下、厳しい運営下に晒されています。

これまで全国の皆さまからの温かいご支援のお陰で、何とか運営できたことに対し役職員はじめ遺児・遺族共々心より御礼申し上げますと伴に、引続き支援・ご協力をお願い致します。

また、2011年3月に発生した東日本大震災による大津波で9百人余りの漁業者や漁協職員が犠牲となり、これまで本会が採用した被災遺児も82人となりました。被災地に於かれましては、なお一層の早期復興を祈願しているとこであります。

 

主な育英事業

①幼児(3歳)から高校生等までの学資の給与

②大学生等に対する奨学金の貸与

③入学及び卒業時の記念品贈呈

④遺児と保護者との交流活動(交流会)

⑤機関紙(年4回)、文集(5年毎)の発行

 

主な募金活動

①全国各種イベントでの募金活動

毎年各地持回り開催の「全国豊かな海づくり大会」(天皇陛下御臨席)、その他

②年末募金

全国の水産業関係団体等への募金運動

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法人情報

名 称     公益財団法人 漁船海難遺児育英会

代表者     代表理事・理事長  鈴木 俊一

住 所     東京都千代田区内神田1-2-1ダコタハウス5階

電 話     03-3518-6121

FAX     03-3518-6122

設 立     1970年10月

公益法人移行日 2012年4月1日

URL http://www.ikueikai.jf-net.ne.jp/

海難①

(本会事務所でのスタッフ写真)

 

海難②

(募金活動の写真(全国豊かな海づくり富山大会))