私にとっての寄付とは、赤十字の募金かお祭りの町内会での均等割寄付でしか無かった。古い日本人のほとんどがそうではなかっただろうか?

そんな人々に「個人も企業も、公的事業や団体に寄付を!」と、意識させるきっかけを作ったのは今から25年ほど前、経団連が企業の社会的責任(CSR)の一環として先導した1%クラブ(企業や個人が収益の1%を社会貢献活動のために寄付をしようと言う集まり)に因るところ大と考える。しかし多くの企業やそこに属する個人は、自社PR性の高い企業内社会貢献に偏り、外部公的団体への寄付や支援は消極的に見えてならない。

この度、公益法人協会が「寄付月間」を制定すると云う。寄付文化が根付いていない日本人の心に大きな風穴を開け、公益団体と一緒に考え行動して下さる篤志家が増える事に期待したい!発足への祝意と、永続される事を願って止まない。

さて、当法人の寄付環境は財団法人設立時に始まる。当法人の前身「劇団杉の子」は、東京オリンピックの昭和39年8月に旗揚げされ、創立の理念は、一生を左右する人格形成は幼少期にあり、幼少期のゆたかな情操の涵養と創意性を育むためには人形劇が最適と考え、どんな離島山間僻地の子ども達にもナマの舞台を届けよう!と云うものだった。

当時は若さから、身体を壊すような環境の中でもガムシャラに活動していたが、理想と現実の差は大きく、1団体の力では微力すぎて良い人材も育たなかった。

「こんなに素晴らしい仕事は、大勢の理解と協力、国や自治体の力を結集出来る体制を作らなくては!」との支援者の言葉に勇気づけられ、公益法人設立を考えるに至った。

当時の財団法人設立には最低三千万円の基本財産が必要とされていた。劇団杉の子は個人企業で、私と初代理事長(兄)との共同経営だったが、その全てを基本財産と運用財産に寄付し、活動を継承する事で「財団法人劇団すぎのこ」設立にこぎ着けた。

昨年8月、劇団杉の子創立から50年。財団設立から34年を迎えた。お陰様で財団設立後「すぎのこ賛助会員」「個人篤志家」「各種企業」「各種団体」からの貴重なご寄付は二億円(財団設立後年平均約600万円/除:補助金)を超え、日本中の「どの子にもナマの舞台の感動を!」届ける活動。アジア並びに、日・中・韓の子どもによる「国際わんぱくクラブ」の開催。子どもの子どもによる子どものための国際交流「少年友好芸術団招聘公演」。中国・韓国・モンゴル等アジア地域への「海外公演」と「招聘公演」。野外活動兼備の宿泊研修施設「嬬恋研修センター」の建設。「飯能研修センター」の建設、そこでの研修活動等々を実現する事が出来ました。

財団運営を決定的に左右するこれらの大事業に対して、皆様からの寄付がなかったなら為し得なかっただけでなく「すぎのこ」の存立さえ覚束なかった事と思います。

これまで熱い支援をくださった皆様に、心からの敬意と感謝と御礼を申しあげる次第です。未来を担う子ども達への意義深い活動を更に進め、皆様への感謝に応える決意です。

 

平成27年11月9日

公益財団法人すぎのこ芸術文化振興会

理  事  長 小   澤  幸  雄 

E-mail:support@suginoko.org

http://www.suginoko.org

【すぎのこ4】中国少年友好芸術団(北京)

(中国少年友好芸術団(北京))

【すぎのこ5】劇場公演 ネコとネズミ[1]

(劇場公演 ネコとネズミ)

【すぎのこ1】巡廻公演 かもとりごんべえ[1]

(巡廻公演 かもとりごんべえ)

【すぎのこ6】巡回公演どろぼうのなみだ

(巡回公演どろぼうのなみだ)

【すぎのこ3】国際わんぱくクラブ内蒙古

(国際わんぱくクラブ内蒙古)

【すぎのこ2】国際わんぱくクラブ嬬恋

(国際わんぱくクラブ嬬恋)