当財団は、日米両国間の医学医療の交流を目的に、「フルブライト基金の日本版」を目指すという高い志に基づいて設立されて以来、四半世紀が経過し、医師・看護師・歯科医師・薬剤師・臨床検査技師などの海外留学の助成やセミナーを開催して、医療従事者のための国際交流を支援してきており、現在までに600名を超える国際的人材の育成に貢献して参りました。当初は北米に限っていた助成対象も、今や欧州やアジア地域に広がってきています。

今日のグローバル化が進展していく中で、人材育成にあたっては、専門領域での経験以外の面でも、異文化理解の促進やアイデンティティの確立といった国際的素養を培うことが大変重要になってきています。海外留学はこうした国際的素養を養うとともに、文化や歴史が異なる国において様々な研鑽を積み、多くの人々と交流する絶好の機会だと考えます。できるだけ多くの人に海外経験を積んでもらうために、国際的な架け橋となり、医学医療の国際交流を支援している日米医学医療交流財団のような公的な性格を持った財団の役割は益々大きくなっていくものと考えています。

日本の教育制度、保健・医療制度、技術力のどれをとっても世界の一流であるにもかかわらず、それをどのように世界にアピールしていくのかの戦略不足が世界における日本の地位の低下につながっていて、その理由の一つが世界の檜舞台での経験不足にあることは疑いのないところです。一人でも多くの人に海外経験を積んでもらいたいと当財団は様々な事業を行っております。海外で研修を積んだ方々が、実体験した教育や医療を本邦に導入し、医学教育や医療の改善に貢献することへの期待は以前にも増して高まっています。

当財団の諸事業は、皆様の寄附金や賛助会費によって賄われており、皆様のご支援なくしては所期の目的を達成することができません。これまでの皆様のご支援に感謝申し上げるとともに、今後とも皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

 

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法人情報

当財団は、日本と北米諸国等を中心に医療関係者の交流を通して、国民全体の保健・医療・福祉の向上に寄与することを目的に、医学医療研修者の派遣・招聘への助成及び支援、医学医療交流の促進及び普及啓発のためのセミナーの開催・出版物の発行、並びに医学医療に関する調査・研究への助成及び支援を行っています。

URL:http://www.janamef.jp

日米医学医療①

(2015年10月3日(土)、第16回医学留学セミナー《Where to Go?留学はどこへ?》が順天堂大学本郷・お茶の水キャンパスで開催されました。)