平成23年12月10日

<公益財団法人公益法人協会からのご報告>

公法協「東日本大震災救援基金」への
ご協力ありがとうございました



 公益財団法人公益法人協会「東日本大震災被害者緊急支援のための救援基金」は9月末日をもって、寄附金の募集を終了いたしました。寄附金総額2,417万4,650円は、計50件、43団体に全額配分させていただきました。会計報告後掲)。ご寄附をお寄せいただいた皆様のご支援、ご協力に心から厚く御礼申し上げますとともに、被災地の皆様におかれましては、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

  金額
<収入>
公益法人協会 口 個人  74人 82件
公益法人協会 口 法人  102団体 104件
リーガルサポート 口 個人66人 66件
リーガルサポート 口 法人3団体 5 件
公益法人協会寄附金
利息

2,627,395
18,268,805
1,024,000
636,558
1,617,283
609
収入合計 24,174,650
<支出>
第1回配分 11団体(4/15)
第2回配分 15団体(5/13)
第3回配分 13団体(6/16)
第4回配分 11団体(10/26)

5,200,000
7,150,000
6,288,000
5,536,650
支出合計 24,174,650
 公法協「救援基金」会計報告

 弊協会では震災後の3月14日、いち早く本基金を立ち上げ、4月に宮城県仙台市に役職員3名を派遣し、現地中間支援団体とも意見交換しながら、情報収集、本基金の広報活動を行いました。また、配分後のフォローアップ活動として、7月には太田達男理事長他2名の職員を岩手、宮城、福島の3県へ派遣し、3県の公益法人担当部局との意見交換、被災地の現状視察、基金配分先団体の活動状況視察・情報交換などを行ってきました。
 本基金は、被災者の支援活動を行う被災現地の非営利団体や被害を受けた現地福祉施設などを対象に設けられたものです。
 また本基金は、この募金趣旨に賛同される公益法人協会以外の全国団体等が独自に呼びかけている募金も個別の「個別基金口」として分別管理したことも一つの特色でした。今回は、社団法人成年後見センター・リーガルサポート様から個別基金のお申し出があり、ご協力をいただきました。
 基金配分に当たっては配分委員会を開き、1件ずつ審査を重ね、配分先を決定いたしました。第1回配分先については4月に11団体、計520万円、第2回配分先については5月に15団体715万円、第3回配分先については6月に13団体628万8,000円、第4回配分先については10月に11団体553万6,650円を、それぞれ決定し、配分金額を速やかに送金いたしました。被災県ごとの内訳では、岩手県が7団体7件、宮城県が28団体35件、福島県が8団体8件となりました。
 配分先の支援活動の内容を見ると、震災後間もない時期は「物資支援」「役務の提供」をはじめ、「アレルギー患者支援」「子育て支援」「障がい者支援」など緊急性の高い人命に関わる支援が目立ちました。また初動段階で「連携センター設置」「後方支援」で申請があったのも特徴でした。その後は、「相談・メンタルサポート」「施設改修・設置」「避難者間のコミュニティ維持・形成」「就労支援・雇用創出」など生活の再生・再建を内容とする申請が増え、被災地のニーズが刻々と変わり、多岐にわたる支援を行っている様子が伝わりました。迅速な支援活動ときめの細かい支援内容は、民間公益活動団体の存在感を改めて際立たせたのではないでしょうか。
 助成対象事業が終了し、活動報告書を提出した団体から、支援活動現場の声が届いていますので以下にご紹介します。

◇いしのまきNPOセンター(第1回配分):
 石巻市では仮設住宅で新しい生活が始まっています。それに伴い、コミュニティの形成など新たな課題も浮上しています。その一方では、いまだ復旧への温度差も出てきています。これから数年にわたり継続した支援活動が望まれます。当団体といたしましても、石巻市民が一日でも早く日常の生活に戻れるように努力してまいる所存ではあります。これからも石巻市民の復興を末永く見守っていただき、ご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

◇風・波デザイン(第1回配分):
 震災直後の春先に、公益法人協会さんから寄附金をいただいたことは、「いわて連携復興センター」の立ち上げのスピード感を増す部分で大変重宝いたしました。現在の「いわて連携復興センター」では、現地復興の支援とそれに基づいたネットワークづくりに勤しんでいます。これから5年、10年はくだらないと言われている震災復興のハブとなるよう、今後も引き続き応援いただきたいと考えております。

◇ひびきの会(第2回配分):
 特定非営利活動法人ひびきの会は、平成23年5月より公益法人協会の助成金の採択を受けて支援事業を開始しました。3月11日から1カ月は、団体会員の安否確認とそれぞれの家族や知人、親戚のこと、自宅のことなどで考えるのが精一杯でした。1カ月を過ぎたころからやっと沿岸地域に住む方々への支援を考えられるようになり、特に私たちは障害を持つものも多くいる中で、できることをやろうと動き始めました。市内近隣の聴覚障害者の訪問支援、コミュニケーション支援、そして沿岸地域への戸別訪問、送迎、支援物資の運搬、沿岸地域の聴覚障害活動関係者への交流会開催、そして仮設住宅への支援物資運搬等を行いました。9月で助成金の活動としては完結させましたが、足を運ぶたびに出てくる要望は次々で、今後も継続して行うことにしています。(中略)全国がこんなに近く感じたことはありませんでした。人のつながりの温かさを本当に痛感いたしました。不安な日本全体の今の状況です。放射能の福島も他人事ではなく、若い世代にどうやって地球をつなげていくのか、日本を存続させていくのか、地球で暮らす我々は何をどのように考え、行動すればよいのか、考えながら毎日を過ごし、できることには少しでも手を出し声を出していきたいと思っています。

◇遠刈田&青根元気プロジェクト(第3回配分):
 遠刈田温泉および青根温泉に二次非難された方々の支援のために、この基金を申請させていただきました。仮設住宅の遅れで最後まで残られた石巻市からの皆さんも、台風15号で被害を受けた方を除き、9月いっぱいで地元にお帰りになり、当地での支援は一段落となります。二次避難は居住と三食は確保されていますが、足のない知らない土地でどのような自立のお手伝いができるか、私たちも試行錯誤でした。申請に盛り込んだレンタカーは、公共交通機関に頼れない青根温泉において自力で行動する足がかりとなってくれました。通院、買い物、被災地への往復と、共有する車が大活躍してくれました。(中略)申請のとおり「出張大道芸」も実施いたしましたが、出演者の交通費やスタッフのガソリン代はカンパでまかないました。イベント出演者や体操教室講師、スタッフの交通費や会議費もすべて手弁当で行い、この基金はあくまでも被災者の方々のために使わせていただいたつもりです。私たちの活動も、今後は被災地での支援に切り替わります。さらに遠刈田温泉には、福島方面からの避難者がまだまだいらっしゃいます。何かの形でお手伝いを続けていけたらと願っています。貴協会の基金が当プロジェクトの活動の大きな足がかりとなりましたことに心より感謝申し上げ、ご報告といたします。

◇せんだいファミリーサポート・ネットワーク(第3回配分):
 「子育てファミリーのための地震防災ハンドブック」を発行し、配布しようと考えました。200余名の方々に、記述式のアンケートをお願いし、また被災地に赴き、乳幼児を持つお母さんたちの生の声を集めました。アンケートは決して気軽に答えられるような内容だけではなかったにも関わらず、子育て中の貴重なお時間を割き、回答していただきました。震災から3カ月も経たない6月から収集したため、震災当時のことを振り返る余裕が持てない方々もいる中、自分が身を持って体験したことや感じたことを、今後に繋げられたらという気持ちで、快くご協力いただきました。(中略)貴協会からご支援いただき、皆さんのお役に立てるような冊子が完成いたしました。ご寄附くださいました皆様に、心より御礼申し上げます。