合併消滅財団の理事会・評議員会の承認について

合併消滅財団の理事会・評議員会の承認について

投稿記事by 悩める担当者 » 2019年6月17日(月) 18:14

この度、市の外郭団体である公益財団法人どうしで合併することになりましたが、新しく新設合併財団を設立するより、片方に吸収した方が手続きがスムーズだということで、形式上は、吸収合併だが、あくまでも対等合併ということで、A財団は、合併存続財団。B財団は、合併消滅財団として吸収合併をすることになりました。結果、私の勤務する財団がBの消滅財団となりました。そこで、合併を進めていくうえで、下記の疑問がでたので、ぜひご教示いただきたく質問させてください。
 ①A財団が県(許認可を行う)に変更認定申請を今後していくのですが、その変更内容には、「定款」がありますが、定款変更をする場合はA財団は当然、評議員会の承認が必要となりますが、その変更定款の効力発生日は合併日となるため、B財団も関係するので、B財団の現在の理事会の決議、評議員会の承認は必要ですか?報告でかまいませんか? 
 というのが、合併後の定款内容はどうなるのか等の質問が今回開催したB財団の定時評議員会で質問に出たので…。 

 ②変更認定申請では、変更後の事業や予算も必要となりますが、その事業や予算は、B財団の現在の理事会の決議、評議員会の承認は必要ですか?現在のB財団の定款では事業計画及び予算、変更についても理事会の決議、評議員会の承認が定めてありますが、あくめでもA財団の変更認定申請なのでやはりA財団だけの承認で、B財団は報告のみで構わないのでしょうか? このことについてもB財団の定時評議員会で質問に出ましたが、明確に回答できませんでした。

 ③合併財団の理事・監事・評議員はA財団の現在の役員とB財団の役員でしていくと考えていますが、現在のA財団の定款では定員に余裕がなく(定員いっぱいに現在役員がいらっしゃるため)、B財団の役員は1名も入れなくなっているので、①の定款変更時に定員を増やすと言っておりますが、あくまでも定款変更の効力発生日を合併日にしているので、就任するのは、合併日となりますが、合併日より前に役員の選定はできるのでしょうか?また選定できる場合は、選定する機関はA財団の評議員会なのか、選定委員会を設置した方が良いのか分かりません。

上記3点についてご教示ください。よろしくお願いします。
悩める担当者
 

Re: 合併消滅財団の理事会・評議員会の承認について

投稿記事by 公益法人協会相談員 上曽山 清 » 2019年7月31日(水) 14:24

悩める相談者 様

お悩みの相談に迅速に対応できず、申し訳ありません。
すでにお答えを見つけられたことも考えられますが、重複をおそれず、回答させていただきます。

①について。B財団は吸収合併消滅法人とは言え、吸収合併(契約)の一方の当事者ですから、定款変更案について、B財団の理事会および同評議員会で議論し、承認を得るのは当然かと思います。実質的には「対等合併」ということであれば、なおさらのことです。一般法人法247条は、「吸収合併消滅法人は、効力発生日の前日までに、社員総会又は評議員会の決議によって、吸収合併契約の承認を受けなければならない。」と定めていることから、定款変更について了解のないまま、合併契約のみ承認することは考えられません。

②について。前問に対する回答同様、存続法人の事業計画や予算についても、理事会、評議員会で議論し、承認を得るべきものと考えます。

③について。理事、監事、評議員の定数がどうなるのか、単純に例えば、10プラス10イコール20になるのか判りませんが、対等合併ということであれば、なおさらのこと、a)吸収合併に係る変更認定申請前に、A財団の定款中の役員定数を拡げる定款変更を先行させ、変更認定申請時点ではB財団の役員を組み込み、この新役員体制で効力発生日を跨ぐ方法を検討しては如何でしょうか。
b)あるいは、変更認定申請に添付する定款変更案に役員定数の変更(定数増)があるのであれば、両財団の評議員会で「停止条件付」で役員を選任する方法もあります。

役員構成が総入れ替えなのか否か一部交代か等々不明の点がありますが、幾つかの合併事例を見る限り、a)の方が効力発生日をスムーズに跨ぐことができると考えます。
来会あるいは電話によりご相談いただければ、具体的事情に則したアドバイスが出来るのはないかと考えます。
公益法人協会相談員 上曽山 清
 


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