審議、決議の違い

審議、決議の違い

投稿記事by 事務局A » 2021年4月06日(火) 15:20

平素は大変お世話になっております。
昨今より新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、書面による審議(決議?)が増えております。
今まで「審議」、「決議」の言葉の使い分けにあまり注意を払ってこなかったのですが、書面での手続きが増えて気になりましたのでご質問させていただきます。

一般社団法人及び一般財団法人に関する法律では、「審議」という言葉はなく、「決議」が用いられておりました。
従来より「書面審議」や「審議事項」などの言葉を用いておりましたが、「書面決議」や「決議事項」が正しいのでしょうか。
また、明確な使い分けがございましたら教えていただきたいと存じます。
事務局A
 

Re: 審議、決議の違い

投稿記事by 公益法人協会相談員 上曽山 清 » 2021年4月12日(月) 09:42

事務局A様

回答が遅れ、申し訳ありません。
日本語の言葉の解説は専門としませんので、この点ご理解ください。
先ず、手元の新撰国語辞典(小学館)で「審議」を調べると「くわしく調べ相談すること」と出ており、用例として「審議の上できめる」「慎重に審議する」と、また「決議」については、「会議で意見をきめること。またきめた意見」と紹介されています。
これらの用語解説からすると、審議は、物事を決める過程において、通り一遍でなく、真剣に意見を交換する、議論するといった意味合いかと思われます。
他方、一般法人法において、法人として物事を決める上で用いられている用語は、「決議」、「議決権」、「理事会の決議は議決に加わることができる理事の過半数・・」、「当該取引に関する理事会の承認の決議に賛成した理事」、「決議の省略」・・・といったように「決議」であり、また当協会等私が知る範囲内での非営利法人の理事会、社員総会/評議員会の議事録では議案のうち、物事を決めるカテゴリーを「決議事項」と整理しており、機関決定を要しない報告事項は「報告事項」としております。
貴法人がお使いになっている「審議事項」は決議を要するものか否か不明な印象がありますので、「決議事項」をお使い頂く方が明確になるのではないでしょうか。
勿論、貴法人において「審議事項」と呼称しても、意味としては、最後に「決をとる」意味であることが役職員や関係者の間で定着し共有しているのであれば、問題ないと考えられます。
公益法人協会相談員 上曽山 清
 


Return to B19. その他