投資信託の処理

投資信託の処理

投稿記事by 経理音痴 » 2016年3月10日(木) 14:56

財団の基本財産で投資信託を購入していることについての質問です。
購入した投資信託に利益が出ず、評価も下がっています。そのため、毎月分配型なので月々分配金が振り込まれますが、内訳は「特別分配金」のみで元本の取り崩し、払い戻しに過ぎません。仮に解約して換金すると、運用損が出ます。
このことについて、2点お尋ねします。
1. 月々振り込まれる「特別分配金」は「基本財産運用収入」の「配当収入」として処理してよいのでしょうか。実質運用益である「収益分配金」であればよいのですが、実質基本財産の取り崩しであるものを運用益としてよいのか、疑問に思われます。
2. 最終的な決算時には、分配金相当額と評価損により基本財産の大きな減少が確定します。その場合の処理(貸借対照表や財産目録)がよく分かりません。実際に解約・換金するのでなければ「基本財産」としては購入額のままでよいのか、「特別分配金」年間合計額を「基本財産」に組み入れるのか、評価損額も一般資産から補填しなければいけないのか、他法人の決算書を見ても様々でわかりません。
経理音痴
 

Re: 投資信託の処理

投稿記事by 相談員 立石一彦(税理士) » 2016年3月15日(火) 15:22

経理音痴 様


質問1.への回答
「特別分配金の会計処理について
特別分配金は、元本の払い戻しに相当するため、次の会計処理をします。
(元本払い戻しの場合には、収益計上は出来ません。)



「特別分配金」の会計処理

貴殿ご質問のケース
①特別分配金を現預金で受け取った場合
(借)現預金×××         (貸)基本財産 
                    投資有価証券×××

「参 考」
②特別分配金により再投資する場合
(借)基本財産          (貸)基本財産 
   投資有価証券×××          投資有価証券×××




質問2.への回答
「期末の評価損の会計処理ついて」

1.資産の時価が、著しく下落したときは、回復の見込みがありと認められる場合を除き、時価をもって貸借対照表価額としなければなりません。
(具体的な実務処理は、平成17年6月13日付非営利法人委員会報告第28号「公益法人会計基準に関する実務指針」Q8,Q9を参照。)

2. 「基本財産に係る毀損額」の補てん処理の要否は、貴殿の「基本財産管理規程」の内容に準拠して処理します。
なお、法的には、財産法人の場合は、基本財産の多額の減損処理の結果、「正味財産額の規制(解散事由」」に抵触しないかどうかをモニタリングしておく必要があります。(法人法203②)


以上
相談員 立石一彦(税理士)
 


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