単年度で公益目的支出が黒字となる場合

単年度で公益目的支出が黒字となる場合

投稿記事by 匿名希望 » 2017年7月13日(木) 18:00

お世話になります。
当方、一般財団法人であり、公益目的支出計画を遂行中です。
その上で質問です。
質問1.単年度の公益目的支出が黒字(実施事業に係る収入が実施事業等に係る支出を上回る)の場合の処理は下記のようになりますか?

〇当該年度の公益目的支出の額はゼロとし、当該上回る額を翌年度以後の同支出から控除して年度間の通算をする。
つまり黒字の額だけ翌年度以降の公益目的支出が相殺され、公益目的支出計画が延びていくことになる。

それとも、当該年度の黒字は翌年度以降には引きずらずに当該年度の公益目的支出の額がゼロとなるだけで済む。


質問2.「その他会計」(収益事業)から「実施事業会計」へ寄附を行い(損金とし、課税所得を減らす)、当該寄附の額を「特定寄附」として公益目的支出とすることは可能でしょうか?
それとも、「その他会計」から寄附を受けることにより「実施事業会計」の収入(寄附金収入?他会計振替額?)となり、それを「特定寄附」するだけのことで公益目的支出の額は変わらないと判断すべきでしょうか?

うまく説明できていないかもしれませんが、どうぞご指導よろしくお願いします。
匿名希望
 

Re: 単年度で公益目的支出が黒字となる場合

投稿記事by 公法協相談員星田寛 » 2017年8月02日(水) 12:56

匿名希望 様

遅くなってすみません。記載のご趣旨が理解できていないかもしれませんので、違っていれば、提出された実施報告書の記載について、行政庁の担当官に確認されてはどうかと思います。
実施報告書、別紙2公益目的支出計画の概要に記載する「②当該事業年度の公益目的支出の額」とは、その年度の実施事業にかかわる費用の額と同じになるのが基本ですので、「0」にはならないと考えます。
たとえば、その年の実施事業にかかる事業費(公益支出の額②)が90で、その実施事業収入の額③が100なら、「当該事業年度の公益目的収支差額」(①+②-③)は差引(②-③)△10が前年度の公益目的収支差額①よりも減ることになるので、来年度以降その分(黒字の額10)だけ支出の額を増やす必要が生じて、ひいては、おっしゃるように支出計画を伸ばさざるを得ないことも生じると考えます。
ご質問2についてですが、その他会計からのみなし寄付(損金にできません。できるのは公益法人の場合です)は、内部振替にすぎませんので特定寄付(他の公益法人等への寄附)に該当しませんので、公益目的支出になりません。
                                                                  以上星田寛
公法協相談員星田寛
 


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