監事の任期途中での退任の取扱い

監事の任期途中での退任の取扱い

投稿記事by 一般社団法人 » 2020年7月27日(月) 13:47

当掲示板を拝見し、勉強させていただいております。

当法人では、監事を2名(定款では1名以上3名以内と規定)の一般社団法人です。
3月に翌年度事業計画及び予算の理事会を、6月には前年度事業報告及び決算の理事会と総会を開催しております。

コロナ禍において無事総会を終え、役員改選もあったため、先日登記を完了させたところです。

ところが、7月末でもって監事の一人が任期途中で辞任することとなりました。
この方は、宛て職でお願いをしている方で、人事異動に伴い、他部署への異動となったことからの辞任となります。

監事に2名就任していただいており、今回1名の辞任となります。

このとき、来年の理事会・総会まで、監事1名の状態としても問題(過料等)がないものでしょうか?

もしくは辞任する場合、辞任の関係の書面を該当の方からいただいて、変更登記をする必要がありますでしょうか?
このときの変更登記にあたって、理事会・総会が必要でしょうか?

はたまた、原則論として、再度理事会(総会開催の招集等)、総会(役員の選任)を行う必要があるのでしょうか?

大変お忙しい中誠に恐れ入りますが、何卒ご教授のほど賜りますようよろしくお願いいたします。
一般社団法人
 

Re: 監事の任期途中での退任の取扱い

投稿記事by 公法協相談員星田寛 » 2020年7月29日(水) 14:32

一般社団法人 様

投稿ありがとうございます。またいつも見ていただき参考になれば幸いです。
選任され登記直後に人事異動とはいえ手続きを終えたばかりでご苦労様です。
定款では定員が1~3の定めがありますので、1名になっても定款、法令の違反にはなりませんし、また、辞任された監事には権利義務も有しません(法人法75)。
来年の定時の総会か、臨時の総会により、もう一方を新たに補充(補欠)選任されるまで、残った方がお一人で監事の職務を全うしていただかなくてはなりません。
法人の運営上、監事は2名が必要と代表理事、残りの監事ほか運営関係者が判断されるならば、速やかに後任の選任手続き、
すなわち、理事会、臨時総会を決議の省略か、実開催で決議しなければなりません。充て職であっても後任の選任手続きを省略できませんし、登記も受理されません。
しかし、来年の定時総会まで補欠選任をする必要がないと判断されるならば、辞任届を受理・添付して速やかに辞任の登記をすべきです。
登記するまでは辞任された方を監事と誤解します。登記官によりますが登記懈怠として告発されれば代表理事に対して過料が科されるかもしれません。
役員は法人との委任関係にありますので、代表理事あての辞任の届出を受理すれば、理事会、総会の承認等の権限は法人にありませんので、手続きも不要です。

                                                            以上 星田寛
公法協相談員星田寛
 

Re: 監事の任期途中での退任の取扱い

投稿記事by 一般社団法人 » 2020年7月30日(木) 11:50

公益法人協会 星田相談員さま

早速のご回答誠にありがとうございます。
辞任の手続きは進め、変更登記をいたしたいと思います。

そのうえで、2名でなければならないのかを、代表理事と残りの幹事の方にご相談してみたいと思います。
相談をするにあたり、仮に監事1名で今年度監査を行う場合、監査報告には、何か特別な記載が必要となりますでしょうか?

以前以下の掲示板を拝見はいたしております。
http://www.kohokyo.or.jp/forum2013/viewtopic.php?f=85&t=146

また、監事が1名になっていることを、理事への報告や会員への周知は必要でしょうか?
必要な場合、どういう方法で周知を行うものでしょうか?

大変無知で誠に申し訳ありません。

何卒ご教授のほど賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
一般社団法人
 

Re: 監事の任期途中での退任の取扱い

投稿記事by 公法協相談員星田寛 » 2020年7月31日(金) 23:18

一般社団法人 様

引き続きの投稿ありがとうございます。
定款では1名以上3名以内と規定されているのですから、もちろん1名で監査をされても問題ありません。
小職が申し上げたのは2名体制で運営されていたのを1名体制で対応することが法人経営上、適切か否かを他の監事、代表理事に確認してください。
速やかに選任が必要なら臨時総会を開催することになり、来年度の総会で選任するなら、今年度は1人体制で監査することにならざるを得ません。
監事1名で今年度監査を行う場合、監査報告は業務、会計等の適正性の状況について一人で調査し監事が作成するものです。
2名監事がいて同じ監査の結果内容であれば連名にするだけですが、今回は1名なのでお一人の監査内容の報告を記載すればよいのです。
辞任等の状況等を報告書に記載する内容ではありません。
また、理事会にて辞任があった旨、今後の方針を他の監事、代表理事と検討したことを報告・審議してはどうでしょうか。その上で、会員に対しては会報誌等に記載する等の機会があれば掲載・報告することが良いと考えます。
探された掲示板の事情(病気等でも辞任もせずに監査職務をしない怠慢)とは貴法人との状況(辞任しているので監査職務をする義務がない)が異なります。

                                                                以上 星田寛
公法協相談員星田寛
 


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