常務理事が辞任により欠員となった場合

常務理事が辞任により欠員となった場合

投稿記事by 新米役員 » 2016年12月12日(月) 15:10

一般社団法人で理事会制をとっている法人です。定款で理事の内から理事長1名(非常勤)、副理事長1名(非常勤)、常務理事1名(常勤)を選任することとし、理事長は法人法上の代表理事長とし、常務理事は法人法上の業務執行理事とする旨定めております。登記は理事長が代表理事として、また他の理事、監事も全員行っています。わけあって、常務理事が役員改選期の1~2か月前に役員を辞任することとなった場合、本来であれば、理事会で他の理事から常務理事を選任すれば足りるわけですが、他の理事は全員会員団体の常勤理事を兼務しており、当法人の常勤にはなれません。また、臨時総会を開き補欠選任のうえ対応すれば良いわけですが、定時総会までの期間もわずかなことからそれも行いたくありません。
よって、定時総会で次の役員が選任されるまで常務理事は不在状態で業務執行をしたいと考えていますが、この場合、登記上は理事の欠員で済むと思われるし、内部的にも役員間の同意があれば問題が無いような気もしますが、定款で「常務理事は法人法上の業務執行理事」と定めていることもあり、どのような対応が望ましいものかご指導願います。
新米役員
 

Re: 常務理事が辞任により欠員となった場合

投稿記事by 公法協 上曽山 清 » 2017年1月05日(木) 12:52

新米役員 様

質問に対する回答が年を越してしまいました。申し訳ありません。
ご質問の内容からして、常務理事の辞任により、貴法人の定款で定める理事定数を下回らないケースと判断させていただきます。
この場合、例えば、定款上理事定数が「8名以上12名以内」であって、現員は10名。その10名中の1名が辞任であれば、次の改選期までの1~2か月間を9名体制で対応することとなります。その間の当該常務理事による業務執行は他の業務執行理事、例えば代表理事が行うこととなります。
しかし、当該常務理事辞任により定数の下限(8名)を割る場合、即ち、理事に「欠員」が生じる場合は、一般法人法第75条第1項に定める「任期の満了又は辞任により退任した役員は、新たに選任された役員が就任するまで、なお役員としての権利義務を有する」ケースに該当することとなります。
(本件のようなご質問は相談室への相談を含め、結構多い質問です。)
公法協 上曽山 清
 

Re: 常務理事が辞任により欠員となった場合

投稿記事by おせっかい » 2017年1月06日(金) 10:10

「新米役員」様、公法協上曽山清様、

現実問題として任期中辞任が深刻な内紛等に因るものでない限り、ご回答の考え方で十分だと思いますが、一、二口出しさせていただきます。

まず、1~2ヶ月とはいえ定款に定めた「常務理事」が不在になり、定款違反状態になるわけですから、社員等に対して次の改選理事会まで後任の選出を延期する事由を説明できるようにしておくことが必要でしょう。
次に、実際指摘されることは少ないと思いますが、「常務理事」が法人法91条1項に規定する業務執行理事だとすると、同2項に指示されている原則「三箇月に一回以上」、定款規定があればそこに規定する回数の職務執行報告をしておく必要があります。この点も、定款を確認したうえで社員だけでなく小うるさい小役人にも説明できるようにしておく必要があるでしょう。
おせっかい
 


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